36歳女、施設によって異なる介護のやりがい

私は三十代の女性で未経験で介護の仕事を始めました。以前から介護などの仕事を興味を持っていた、ただそれだけではなく、高齢化のため失業の心配もなく、失業したとしても次の仕事が見つかりやすいのではないかと考えたからです。私が介護の仕事を始めたのはデイサービスです。自宅から通われるかたばかりなのですが、起こしたりするのは手伝わなくてはならないほどの人もなかにはいました。
車イスさえも使ったことがなかったため、車イスの練習や難しい利用者の方の対応方法を学び、三ヶ月ほどするとご利用者を乗せて車イスを押すことも可能となりました。デイサービスなので夜勤などもなく、自宅に送ったら業務は終わります。一日はあっという間に終わるのですが、介護の仕事は記録なども細かく書かなくてはならないため、覚えることは山ほどありました。お迎えのために家をまずは覚えなくてはなりません。そして家族とのコミュニケーションも必要です。なかには虐待の疑いがあるような深刻なケースもあるため、この仕事というのはいろいろなことに関わっていかなくてはならないことに気づかされます。
介護の仕事は施設によって様々ですが、私の場合はデイサービスが割りと合っていました。小規模のデイサービスでしたので、個別に対応することができ、一人ひとりの個性を見出だすことの楽しさというのはかけがえのないものでした。拒絶されることもありましたが、それをどう乗り越えようかとスタッフ同志で話すのもやりがいを感じました。介護の仕事は下の世話をするというイメージが強いのが、心の拠り所になってあげることが出来るかというところも大きな仕事の役割です。
介護の仕事は離職率も高いため、会社都合で異動もあります。私はデイサービスから特養ホームに異動したのですが、一人ひとりのケアまで行き着かない現状に唖然として、デイサービスで行ってきたことを特養ホームで行うのはご法度になったのです。そのため、介護の仕事から手を引きました。あのとき異動させられたことが私の中の介護への情熱を奪われたのだと思っています。

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